なんで留学するの?目的別のその後の英語力について
よく留学の目的って何?って話になった時に
- 英語力を伸ばしてキャリアアップに繋げたい、厳しい環境で成長したい(シリアス派)
- 他国の友達を作りたい、新しい世界を見てみたい、仕事に疲れたから休憩したい(エンジョイ派)
なんて意見があると思う。これを読んでるあなたはどうだろうか?私は半分半分といったところである。
それぞれの意識の高さと見かける人数比率、そして彼らの英語力を考えてみた。
意識の高いシリアスな人たち
本気の人はそもそもあんまり見かけない。
いわゆる
「日本人とは友達にならない!」
「仮に日本人に会っても英語で喋る!」
を徹底しているから会うこと自体少ない。
私は通っていた語学学校で本当にシリアスな人に1人だけ会ったことがある。LINEすら見ないようにしていたようだったし、辞書を使う際も英英辞書を使用を徹底していた。その習慣もあってか、彼の英語はものすごく流暢であった。なんで同じクラスにいたのか不思議だった。
また、将来英語の教師になりたい、なんて人も意識が高い。素晴らしいことである。ぜひとも日本人の英語力の向上に貢献していただきたい。
そこまで本気でなくとも、毎日学校帰りに自室や図書館で一生懸命勉強したり、積極的にカナダ人と会い、アウトプットの機会を増やそうと努力している人もいた。能動的に動く力が本当にすごい。
ただ、大変残念ながら、「意識だけ高い人」という人もいる。
意識の低いエンジョイ派
「意識の低い」と表現してしまうと誰かに怒られそうだが、こういう人はそこそこ多い。
学校でできた他国の友人もいるにはいるが、週末は日本人とどこかに遊びに行き、異国の地での人生を楽しんでいるようである。彼らは決して日本人以外の国籍の人間を遊びに誘ったりせず、誘われるのをただ待っているだけである。
彼らの英語を聞いていると、簡単な英語でコミュニケーションは取れるものの、基本的な文法を知らない、発音がカタカナ発音(別に伝われば良いと思うがやっぱかっこ悪い)、そもそも相手が何言ってるのか雰囲気でしかわかっていない。
「英語でコミュニケーションが取れたらいいなぁ〜」ぐらいに考えている人は、意外と拙い英語や、ボディーランゲージでなんとでもなるのである。その事実に気付いた結果、能動的に、真剣に勉強することを止める。
まさに今の自分のことである。別にニュースのアナウンサーや政治家のように喋れる必要はない。
ちなみにここに分類される人は、飲食店で「生きた英語を身に着けよう!」と思っても、残念ながら対して身につくことは少ない。
もちろん上記の分類は大まかなものであって、必ずしも当てはまらない人もいることをご理解いただきたい。
そういう自分はどうなの?
私の留学目的は大きく2点であった。
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英語力の向上をキャリアアップに役立てたかった
仕事上英語の資料を読み込んだり、海外にメールを送ることがあった。英語の資料はググればいいし、メールもググったりテンプレが用意してあったので特に問題はなかった。それでも英語のスキルは昇進には有利だし、一生もののスキルと考えたら投資の価値はあるのかなと思った。
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海外生活経験者への嫉妬
何名かの友人は留学経験者や、帰国子女だったりする。私は留学をする金銭的余裕は家庭になかったし、両親はバリバリの日系企業で働いていたので、英語に触れる機会は学校以外ではゼロであった。帰国子女の家庭の事情でアメリカに住んでいた、なんて話を聞くと、英語力の重要性が日々高まっている昨今、たかが生まれの違いだけでこんなに差がついて良いものなのかと絶望し、それなら金を稼げるようになった自分も、と思ったのも理由の一つである。
私自身の英語のスキルに関しては、日本語でこうして記事を書いている時点で察してほしい。10ヶ月の滞在である程度は英語の4技能については向上した自覚はあるが、留学に憧れを抱いている人たちが想像しているほどではない。以下にまとめる。
・簡単な文法、短い文でのスピーキングは余裕。その結果初めて会う人には「英語上手だね」って言われる。
・少し長い文章を話そうとすると、途端に時間がかかり、流暢さが消える。「あれ、この文法(単語)正しいのかな?」と自信がなくなる。
・自分自身の経験(卒業した大学や仕事のこと)については流暢に喋れる。何度も新しく出会う人に説明してきたので流石に慣れる。
・あまり詳しくない事柄(政治、世界で起こったニュースなど)については言葉がでてこない。文章を考えるのに時間がかかる。
どうやって勉強してきたのかについては別の記事で書きましょう。