トロントに留学中の意識高くない人のブログ

「トロント 留学」で検索した人を僕の経験を元に少しでも助けたいためのブログです。中の人は立派な人間ではありません。

留学したらどれくらいで英語が話せるようになるのか?っていうよくある話

タイトルの質問は留学前に私自身もよく調べたし、多くの人が持つ疑問であろう。

 

答えは他のブログなどと同じになってしまうが、本当に「人による」としか言いようがない。それと、何を持って「話せる」という目標も人による。多くの人は期待しすぎているように思うが。

 

さて、「人による」というのは「留学前のレベル」と「留学中の過ごし方」に分解される。体感的に学歴や学部と、英語力の関連性はかなり大きな要素になる気がしている。

 

◇高校時代も英語は得意でなかったし、今まで特に勉強もしてこなかった人

「行けば話せるようになるでしょ〜」なんて甘い考えを持った人は本当に1年経っても想像していたほど話せるようにはならない。他国を含め2年のワーホリ経験のある人が「People doesn't ~」なんて話していたのを聞いたことがある。

もちろん英語でのコミュニケーションは可能なレベルになるが、留学前に考えていたレベルとは程遠いと思う。

本当に英語、というより言語に真摯に向き合わないと憧れているレベルに達することはできない。

上記に当てはまり、意識の高まった人はこの文章を読んだ直ぐ後に英語の勉強を30分でいいから開始したほうが良い。

 

◇高校時代はそこそこ英語できたし、大学もちょっとは英語に関わっていた人

このレベルが留学生の多くを占めると思うし、留学中の過ごし方によってかなり変わってくる。私もこのレベルであった。1年もいればある程度は話せるようになる。しかし、アナウンサーのように話せるわけではない。

私のように学校終わりや家でダラダラしている人はの伸びは当然ながら遅い。意識の高い人は学校終わりや休日は外に繰り出し、英語を使用する機会を自発的に見つけ、自身の英語力を伸ばしていく。そういう人は家にいるときもNetflixを見まくっていて、リスニング力の高さも尋常じゃなくなっている。

 

◇高校時代はそこそこ英語できたし、大学も英語学部、社会に出ても使用す機会が多数あった人

恐らく英語を伸ばすというより、英語で何かするということを目的にしてきた人だと思うので、私から言うことは特にない。有意義な留学生活を送ってほしい。

 

※私の場合(高校時代はそこそこできた、理系卒、社会に出てからは昇進のためにTOEICの勉強を少しづつ続けていたレベル)

経験的には次の通りです。

  • 最初の1ヶ月

雰囲気でなんとかなる気がするけどやっぱり正確に何言ってるのかよくわからない。先生の課題の説明を聞き間違えてみんなの前で恥かいた経験が蘇る。

 

  • 3〜4ヶ月

最初よりは聞き取れる。しゃべるのも言いたいことはゆっくりだけどまぁまぁ大丈夫な気がしてくる。この辺で学校に飽きてくる。

学校→家→課題やる→寝る→学校のサイクルは想像以上に飽きる。刺激が欲しくなったのでミートアップに行ったりする。日本人の友人とも普通に遊んだりする。

 

  • 6ヶ月くらい

あれ、意外と話せる感じがするぞ?って気になる。でも簡単な表現である。ラテンのやつらみたいな流暢さはない。ホームステイのマザーは「流暢に喋るなら最低半年は必要だよ」って言ってたけど、受験のような真剣さで勉強しているわけではなかったので、半年たってもそんなに流暢にはならなかった。

 

  • 8ヶ月くらい

5ヶ月目くらいで出会った人に久しぶりにあったら、「最初に会ったときより英語うまくなったね」って褒めてもらえる。倒れるかと思ったくらい嬉しかった。多分IELTSのスピーキング練習を学校で繰り返しやってたからだと思う。

リスニングに関しては、トピックと声の音質にもよるが、だいたいのことは聞き取れる。男性の低い声は聞き取りにくい印象。

 

  • 10ヶ月くらい

短い文章であれば受け答えはまぁまぁできる。長文(WhenとかIfとかwhichとか)使い始めるとちょっとだけ考える必要が出てくる。

 

ざっとまとめるとそんな感じである。ネイティブレベルなんて程遠いけどコミュニケーションはできるって感じである。語彙力さえ整えたらある程度どこでもやっていけるんじゃないかなっていう変な自信はある。

 

以上のように、留学前のレベルとその後の過ごし方で本当に変わってくる。

留学前に「まぁ行けば話せるようになるでしょ〜」なんてのんきなことを考えている初級レベルの人は今すぐ本屋に行って単語や文法の勉強を始めたほうが良い。文法や語彙を理解していることは大きなアドバンテージとなる。

カナダに来て改めて痛感したが、英語が「わかる」と「使える」は全然違う。

 

  • 日本語環境から離れたほうが良いの?

完全に離れられるような強い人間(意識の高い人間)は一握りだと思ってる。別に日本語を話したって良い。その分一緒に勉強したり、彼らの英語の話し方を学んだりしても良い。友達は大事。でも常に一緒にいると、当然英語に浸る機会は減っていく。

 

  • 大事なのはリスニング

個人的にはリスニングが本当に重要だと感じている。こちらのスピーキング力が大したことなくても、言いたいことは単語のつなぎ合わせで伝えることはできるが、相手の言ってることがわからないとコミュニケーションが破綻する。

 

会話はキャッチボールなどと表現されることがあるが、現地の人達はこちらが拙い力量のヘロヘロのボールを投げたところで、現地人はフルパワーで投げ返してくるのである。あいつらは本当に容赦がない。でもボールをキャッチさえできればなんとかなるのである。

 

留学中の過ごし方について少しでも参考になれば幸いである。

 

 

カナダ人と出会うためのヒント

英語力の向上、国際交流を楽しみたいという人が、学校以外のカナダ人との出会いの場について悩むことがある。ここでは私が考えている幾つかのヒントを記載する。

 

  • 職場で出会う

結構簡単に思いつくのがこれ。根性とそれなりの英語力、そして運があれば完全英語環境・カナダ人に囲まれた職場で仕事ができるはずだ。

ただし、飲食であれば決まった表現しか使用しないといったデメリットも聞いたことがある。そんなのは自分次第だと思うが。

ちなみに、少なくない留学生がいわゆる「ジャパレス」と呼ばれる日本料理屋で働き、英語習得の機会を逃したりする。

 

  • ミートアップに行ってみる

www.meetup.com

meetupという様々なイベントが閲覧できるサイトがある。もちろんアプリもあるのでとりあえずダウンロードしてみるといい。登録は数分で済む。

現地の人が主催するスポーツイベント、英語が母国語ではない人のための講座なんかもあったりするので勇気があれば行ってみるといい。

東京や大阪でもいくつかイベントあるようなので調べて見る価値はあると思う。

 

 

  • ランゲージエクスチェンジに参加する

これは私が最もオススメする方法である。学生ビザで働けない、いい職場も見つからない、でもカナダ人と出会いたい、なんて人はランゲージエクスチェンジを検索してみると良い。上記のミートアップ内のイベントの1つにランゲージエクスチェンジというものがある。

日本語と英語のランゲージエクスチェンジであれば、日本語を学びたいカナダ人、英語を勉強したい日本人がグループになってそれぞれの言語で会話するイベントである。

これには幾つか注意点があるので以下にまとめる。

 

注意点

  • グループ内におしゃべりな人間がいて、自分がシャイな人間だった場合はひたすらに話を聞いているだけになる。何回か参加し、これではダメだ、、、と思ってから頑張れるかどうかが自分の殻を破る境目になる。
  • 比較的アジア系カナディアンが多い印象。文化も似てるから日本に興味を持ちやすいのだろう。白人が良いとか変なこだわりがある人は欠点とも言える。そんなことを言ってる人間は他の都市に行った方がいいと思う。
  • 参加費を徴収されることがある。といっても数ドルだし、留学生活を楽しむのであれば、ケチることなく積極的に参加するのが良いと思う。
  • 「ランゲージエクスチェンジ トロント」と日本語で検索してしまうと古い情報ばかり出てきてしまうので、ミートアップのアプリ内で検索するのが良い。
  • トロント大学のランゲージエクスチェンジは恐らく良くオーガナイズされたイベントだと思うが、参加者からあまり良い評判を聞かない。グループ内の日本人比率が多すぎるらしい。
  • やっぱり女性は個人的に食事に誘われることが多い。怖いなと思ったら誘いを断るか、友人を誘ったりしよう。「元カノが日本人だった」とか言ってるやつが結構多いので、そういうことだろう。

ランゲージエクスチェンジのミートアップはそれぞれのイベントで色合いが異なるので、都合が良ければ積極的に参加してみて、自分に合うイベントを探してみると良い。

 

  • Conversation Exchangeを使う

ウェブサイトでランゲージエクスチェンジパートナーを募集できるサイトがある。www.conversationexchange.com

 

こちらのサイトでトロントで日本語を勉強したいカナダ人を検索することが可能である。いわゆる出会い系に近い。

サイト内でのメッセージ機能である程度会話し、信用できそうだなと思ったらLINEなり電話番号なりを交換し、都合が合えば実際に会うという流れである。もちろん会わないでメッセージのみのやり取りで英語を練習することも可能である。

ここでもやはり女性のメッセージ取得率は男性比べ遥かに高い。一回ログインすれば5通はメッセージが届く。

怖い部分もあるが、うまく良いパートナーを見つけられたら、とても良い英語練習の機会となるし、長年トロントに住んでる分、ガイドブックには乗ってない情報やレストランなども教えてくれたりする。

私自身もこのサイトを使用して数人と会った。何人かは数回会った後に音信不通となったが、今でも二人のパートナーと定期的に会っており、数ヶ月続いている。 

ご飯を食べるもよし、ただカフェやフードコートで話すのもよし、どこかに出かけるのもよしで、学校やランゲージエクスチェンジイベントのグループ会話とは違い、個人間での会話になるので、非常に満足している。これが私が最も英語力が伸びた要因と言って過言ではない。

 

女性の場合はメッセージの中で「どの程度日本語を勉強する気があるのか」「どの程度今日本語を勉強しているのか」を聞いてみるほうが良いだろう。

「日本語は全く勉強していないけど、日本の文化に興味があるんだ」なんてセリフが出てきたら、まぁまぁの確率でただ日本人女性と出会いたいだけだろう。

 

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というわけで、カナダ人と出会いたいなら学校や小さなコミュニティーから飛び出して、積極的に何か行動しないと何も起きないよ、という結論である。 

「カナダ人」ってそもそも何なのかっていう話

カナダ人の友達ってどうやって作るのか?なんて話を友達としたことがある。 

そもそも「カナダ人」って?

おそらく留学に行ってしばらくすると、カナダ人の友達が欲しいなぁと思うんじゃないだろうか。そもそもカナダ人とはなんだろうか?カナダで生まれ育ったらカナダ人?カナダ国籍を取得したらカナダ人?

そんなところを少し考えてみたい。 

 

カナダは移民の国

カナダは移民の国として知られている。

つまり英語を母国語とした人の割合は他国に比べて少ないのである。すなわち、カナダ以外の国で生まれた人と出会う確率が比較的高い。

 

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以下のリンク先には次のようなことが書いてある。

canadaimmigrants.com

Statistics Canada reported that in 2016, there were 7,540,830 foreign-born people living in Canada, which accounted for 21.9% of Canada’s population.

In 2016, the provinces with the highest proportions of foreign-born people were Ontario (29.1%), British Columbia (28.3%) and Alberta (21.2%).

  • 2016年、カナダの住民のうち、カナダ以外で生まれた人数は7万人を超えた。これはカナダ全体の21.9%である。
  • カナダ外生まれの住民の割合が最も高いのはオンタリオ州トロントのある州)で、29%である。

トロントの住民の3割はカナダの外で生まれているのである。

BBCの調査では50%以上が国外生まれ、という記事を呼んだが、ソースが見当たらなかった。

 

ちなみに、例え中国で生まれたとしても、幼少期にカナダに両親とともに移り住み、カナダの教育を受けた人は多数いる。友人(カナダ人:中国生まれ)はこれを「バナナ」と表現していた。見た目は黄色だが中身(教育)はホワイト、という意味である。差別的な表現かと思ったがそうでもないらしい。しかし外見に触れることなので触れないほうが無難であろう。

 

やっぱり白人が良い?

ということで、トロントへの留学を感がている人の中で、英語の上達のためには、やっぱり白人のアメリカアクセントがある人と友達になりたいなぁ…なんて思っている人は考えを改めたほうが良い。彼らと出会えないことはないが、確率が減るというだけの話である。どうしてもアメリカアクセント持ち白人に囲まれたいというなら、違う国か都市に行ったほうが良いと思う。トロントの北側の、もっと田舎の方には白人が多いらしい。

 

国外生まれのカナダ人と話していても、英語は英語である。仮に何か文法上ミスがあったとしても、それに気付くレベルの人がどれだけいるだろうか。

彼らは彼らのアクセントはあるが、会話をすることで言い回しやボキャブラリーを増やす練習になる。文句をいうなら彼らレベルの流暢さを身につけてからにするべきだ。

「英語が世界の共通語」なんてことは物心ついた頃から言われてきた。しかし、多くの人は英語が第一言語ではない。それでも英語を共通語として世界は回っているのである。この事実は忘れてはならない。

 

純粋に白人のイケメンと出会いたい、とかいう女性であれば、Tinderみたいな出会い系をやってみたらどうだろうか。 

 

トロントってどんなところ?っていう話

トロントはカナダで最大の都市であるが、首都ではない、とよくwebサイトで紹介されている。そんな地理的な話は置いといて、実際に10ヶ月ほど住んでみて、住んだことのない人にトロントについて正直に紹介したいと思う。

 

全体的な感想

最初の数ヶ月は楽しいかもしれない。しかし、わりとすぐ景色に飽きる。東京と比べて娯楽が少ない。夏はイベントが多いが冬は雪以外何もない。しかし、「多文化都市トロント」と言われるだけあって、本当にいろんな人種がいる。これは私が最も興味深いと思った点である。

 

冬の気温について

トロントの冬は東京に比べて死ぬほど寒い。

冬にトロントに来た人になぜこの時期に?と聞くと、大抵スケジュール的に…という返答が来る。申し訳ないが、スケジュールの調整ができるのであれば冬に来るのは避けた方が良い。留学生活に慣れるためには語学学校でできた友人と外のイベントに出かけることが第一歩となるが、残念ながら冬には雪以外何もない。本当に何もない。

とにかく寒い。短期では冬に来ない方がいい。スケジュール上仕方がないのであればオーストラリアの方がいいんじゃないかとは思う。私が滞在した2017年の年末は-20度を記録した。風も強いので体感気温は-30度に達した。冬の厳しさは本当に年によるらしいが、私が行った際は不幸にも寒い冬だった。

日本から持ってきたジャケットが役に立たなかったので年末のセールでウィンタージャケットを購入した。300ドルほどの痛い出費だった。

  

東京に比べて

私は東京出身だが、トロントは小さな東京といった感じだ。探そうと思えばなんだって見つかる。交通網も優れてはいないが田舎に比べたら発達している。そして比較的ここは汚い。ホームレスやも多いし建物自体も汚れている。特に雪のシーズンは融雪剤が巻き上げられて車がドロドロになってる。

 

観光地について

CNタワーなどといった有名な観光地を見終わってしまうと、あとは市内での観光他は存在しない。ナイアガラの滝に行くのも比較的近い(といっても2時間弱かかる)観光ではある。

近隣の都市に行くとしたらモントリオールかニューヨークあたりであろう。モントリオールはバスで数時間、ケベックシティに行くとしたらもっとかかる。ニューヨークはバスで10時間、飛行機だと3時間ほどで行ける。

 

住んでる人と多様性について

よく言われるのが「優しい」。これは本当にそう思う。日本でも後続の人のためにドアを開けたままにしていたりするが、こちらは2メートル手前からでも開け続けてくれる。それが当然だろ、みたいな顔をする。

地図を見ながら迷ってたりするとどこ行きたいの?と話しかけてくれる。ただ男からこの話は聞いたことがない。

 

文化的多様性(マルチカルチャー)な都市とも言われるので、英語以外の言語も良く聞こえる。移民も多い。そのため、全てが白人ということはない。中国語や韓国語、スペイン語など。それ故に飲食店で英語が聞き取れなくても違う言い方で言い直してくれるし、テキトーな英語でも頑張って理解しようとしてくれる。文化の違いを理解しようと努め、知ろうとしてくれる。

私自身は英語が母国語ではない人間たちがうまく暮らしてきていることに大変興味深いと感じている。日本であれば保守的で、移民や日本語が母国語でない人間に対しては厳しい。そうして人口は減り続けるのである。トロントの人口増加率は著しい。その分経済が発展し続けているが、地価も上がり続けていることが近年の問題となっている。

 

ということで簡潔にまとめると、

  • 観光地としては残念ながらあまり適していない
  • 比較的都会感を味わえるので住むのには便利
  • 移民を考えているならかなり適した都市
  • もちろん共通言語は英語だから英語の勉強になるし、各国のアクセントを聞き取る練習にはなる

と言ったところだろうか。

 

 

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なんで留学するの?目的別のその後の英語力について

よく留学の目的って何?って話になった時に

  • 英語力を伸ばしてキャリアアップに繋げたい、厳しい環境で成長したい(シリアス派)
  • 他国の友達を作りたい、新しい世界を見てみたい、仕事に疲れたから休憩したい(エンジョイ派)

なんて意見があると思う。これを読んでるあなたはどうだろうか?私は半分半分といったところである。

それぞれの意識の高さと見かける人数比率、そして彼らの英語力を考えてみた。

 

意識の高いシリアスな人たち

本気の人はそもそもあんまり見かけない。

いわゆる

「日本人とは友達にならない!」

「仮に日本人に会っても英語で喋る!」

を徹底しているから会うこと自体少ない。

 

私は通っていた語学学校で本当にシリアスな人に1人だけ会ったことがある。LINEすら見ないようにしていたようだったし、辞書を使う際も英英辞書を使用を徹底していた。その習慣もあってか、彼の英語はものすごく流暢であった。なんで同じクラスにいたのか不思議だった。

 

また、将来英語の教師になりたい、なんて人も意識が高い。素晴らしいことである。ぜひとも日本人の英語力の向上に貢献していただきたい。

 

そこまで本気でなくとも、毎日学校帰りに自室や図書館で一生懸命勉強したり、積極的にカナダ人と会い、アウトプットの機会を増やそうと努力している人もいた。能動的に動く力が本当にすごい。

 

ただ、大変残念ながら、「意識だけ高い人」という人もいる。 

 

意識の低いエンジョイ派

「意識の低い」と表現してしまうと誰かに怒られそうだが、こういう人はそこそこ多い。

学校でできた他国の友人もいるにはいるが、週末は日本人とどこかに遊びに行き、異国の地での人生を楽しんでいるようである。彼らは決して日本人以外の国籍の人間を遊びに誘ったりせず、誘われるのをただ待っているだけである。

 

彼らの英語を聞いていると、簡単な英語でコミュニケーションは取れるものの、基本的な文法を知らない、発音がカタカナ発音(別に伝われば良いと思うがやっぱかっこ悪い)、そもそも相手が何言ってるのか雰囲気でしかわかっていない。

 

「英語でコミュニケーションが取れたらいいなぁ〜」ぐらいに考えている人は、意外と拙い英語や、ボディーランゲージでなんとでもなるのである。その事実に気付いた結果、能動的に、真剣に勉強することを止める。

まさに今の自分のことである。別にニュースのアナウンサーや政治家のように喋れる必要はない。

 

ちなみにここに分類される人は、飲食店で「生きた英語を身に着けよう!」と思っても、残念ながら対して身につくことは少ない。

 

もちろん上記の分類は大まかなものであって、必ずしも当てはまらない人もいることをご理解いただきたい。

 

そういう自分はどうなの?

私の留学目的は大きく2点であった。

  • 英語力の向上をキャリアアップに役立てたかった

仕事上英語の資料を読み込んだり、海外にメールを送ることがあった。英語の資料はググればいいし、メールもググったりテンプレが用意してあったので特に問題はなかった。それでも英語のスキルは昇進には有利だし、一生もののスキルと考えたら投資の価値はあるのかなと思った。

 

  • 海外生活経験者への嫉妬

何名かの友人は留学経験者や、帰国子女だったりする。私は留学をする金銭的余裕は家庭になかったし、両親はバリバリの日系企業で働いていたので、英語に触れる機会は学校以外ではゼロであった。帰国子女の家庭の事情でアメリカに住んでいた、なんて話を聞くと、英語力の重要性が日々高まっている昨今、たかが生まれの違いだけでこんなに差がついて良いものなのかと絶望し、それなら金を稼げるようになった自分も、と思ったのも理由の一つである。

 

私自身の英語のスキルに関しては、日本語でこうして記事を書いている時点で察してほしい。10ヶ月の滞在である程度は英語の4技能については向上した自覚はあるが、留学に憧れを抱いている人たちが想像しているほどではない。以下にまとめる。

・簡単な文法、短い文でのスピーキングは余裕。その結果初めて会う人には「英語上手だね」って言われる。

 ・少し長い文章を話そうとすると、途端に時間がかかり、流暢さが消える。「あれ、この文法(単語)正しいのかな?」と自信がなくなる。

・自分自身の経験(卒業した大学や仕事のこと)については流暢に喋れる。何度も新しく出会う人に説明してきたので流石に慣れる。

・あまり詳しくない事柄(政治、世界で起こったニュースなど)については言葉がでてこない。文章を考えるのに時間がかかる。

 

どうやって勉強してきたのかについては別の記事で書きましょう。

中の人の紹介

はじめまして。

カナダのトロントに2017年6月より留学中の人です。残り3ヶ月程度で帰国予定です。大学を6年かけて卒業後、4年ほど社会人を経験し、トロントに来ました。いわゆるギリホリというやつです。

 

このブログについて

初めての留学、日本を離れる前は不安もたくさんありました。不安なゆえ、私の臆病な性格もあり、様々な情報をインターネットで収集しましたが、どれも古い情報だったり、実際に留学してからネットの情報と異なることもたくさん経験しました。また、その多くがエージェントが書いた記事で、個人的な意見が入った記事は少ない印象でした。 

同じような経験をこれからトロントに来る人がしないよう、また、一個人からみた留学・トロントの知見を、違った視点からこのブログに残していけたらなぁと思っています。エージェントとか意識の高い人って留学の良い面ばっかり紹介するんですよね。

 

 意識高い系留学生多くない?

「留学 ブログ」で検索すると、まぁ数多の意識の高い人がブログを書いています。現地の大学・カレッジに通っていたり、実際に企業でバリバリに働いていたり、MBA取得を目指したり、素晴らしい経験をしています。私自身はそこまで意識の高い人間ではありません。(仕事の都合もあり英語はある程度勉強していましたが。)

 

そういったブログが人気があるってことは、やっぱりみんな憧れてたりするんですよね。

 

私も安くないお金を払ってここに来ているので、毎日少しずつ勉強していますが、長時間の勉強は疲れちゃいます。家に帰って日本のYouTubeスマホのゲームばかりしています。(そんなんでも英語力は伸びました:TOEIC775→850)

 

留学スケジュール

私のおおまかな留学スケジュールは以下のような感じです。細かいことは別の記事で書きましょう。

語学学校に通う(約8ヶ月)

ビザの切り替え(学生→ワーホリ)

諸事情により何もしない時期(1ヶ月)

現地企業でのインターン(3ヶ月予定←今ここ)

帰国予定

 

最後に

個人的な意見が多いかもしれないので、ご意見ありましたらコメントくださいねー。